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■間違いだらけの資格取得術 ～メルマガ編～□
◇第１０３号「私の中小企業診断士試験合格法 その１」◇
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■まだまだ、寒い日が続いています。
今日は３月３日ひな祭りです。何だか春の気配を感じます。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
資格コンサルタントの末木紳也です。
■ところで、前回は「資格本のウソを見破れ」をテーマにお話しました。
今回は今さらですが、私の診断士受験時代のことを話したいと思います。
何度もお話していますように、私は過去に診断士試験に２回も失敗して
います（笑）
２度目に試験に失敗した時はさすがに落ち込みましたが、一方では
自分では合格できるレベルにはまだ達していないと感じていたのも
事実です。
例えは少し違うかもしれませんが、プロ野球の消化試合のような感じです。
自分で納得するレベルまで勉強をやり込んでいなかったので、万が一
フロックで合格することはあっても、自分でもそれは私の実力ではないと
思っていたほどです。こんな所は自分でも冷静に判断していました。
■２度目の受験が終わった時の心境は、「仕事のことなど一切考えず、
納得するまで診断士の勉強をしたかった」ということでした。
ただ、２度失敗した時はかなりショックで、モチベーションが上がらないと
いうか勉強をすぐに始める気にはなかなかなれませんでした。
それからの半年間はテキストすら開くのも嫌で、何もしませんでした。
しかし、診断士の資格を簡単に諦めるという気持ちにもなれませんでした。
受験は今度で最後にしようと思っていたので、翌年の３月一杯で会社を
退職しました。そして、４月からスクールには通わず、独学で勉強を
再開しました。
久し振りの勉強はテキストのおさらいから始めました。
半年間も勉強から遠ざかっていたお陰で、見るのもウンザリだったテキストも
新鮮な気分が蘇えってきました。
■仕事から解放された私は、今までの勉強方法を冷静に分析してみました。
すると、自分でも気が付かなかった欠点がだんだん見えてきたのです。
当時の私の最大の欠点は一言で言えば、問題演習が圧倒的に不足している
ということでした。
私は過去２年間、診断士の勉強は自分なりには一生懸命やっていました。
しかし、それは結論から言えば資格スクールの講座に出たに過ぎなかった
のです。資格スクールで受けた講義をまとめたノート、テキスト、
講座修了後の小テスト、受験機関誌などが当時の私の全財産でした。
でも常識で考えても分かりますが、この程度の勉強で合格なんかできる
訳ないですよね。
■それで、私は一体何をやったのか。
ー私はそれからひたすら問題集をやりました。
当時、診断士受験生の間では必携だった「ベスト問題５００上・下」
（企業経営通信学院編）をやりました。
※(注）当時、診断士受験の名門だった企業経営通信学院は破綻して
現在はありません。
驚くなかれ、私は受験３年目にして初めて問題集に手を付けたのです。
今考えると、まったくおめでたいヤツというか、脳天気なヤツと言うか。
裏を返せば、私は受験生なら誰でもやっていた問題集すら忙しさに感けて
怠っていたのです。
■しかし、この問題集が上下２巻あって、結構分厚かった印象があります。
能率の悪い私はこれをたったニ回繰り返すだけで、丸々３ヶ月間費やして
しまいました。それでも、問題集の効果はてき面でした。
６月に行われたＴＡＣ、企業経営通信学院の模擬試験では順位が一気に
一桁まで上がりました。
ただし、いきなり問題集をやってもたいした効果は期待できないと
思います。私には勉強不足なりに二年間の実績がありました。
診断士講座やテキストの知識が無駄ではなかったと思っています。
■精神面で言えば、本試験まではあと数ヶ月しかなかったので、よく言われる
ような孤独に陥るような暇はありませんでした。
勉強時間は怠け者の自分の性格から言って、会計士受験生のような一日、
１０時間とかはとてもできませんでした。毎日午前中３時間、午後３時間と
言った調子でマイペースで勉強を続けました。
そして、背水の陣をしきながらも、今までにはなかった自信を持って
３度目の受験に望むことができたのです。
■しかし、本試験の出来は自分でも言うのが躊躇われるくらい最悪の出来でした。
（どうして最悪だったかはまた、別の機会にお話ししたいと思います）
それでも、９月１８日の１次試験合格発表で私は合格していました。
おそらく、合格ラインギリギリだったと本人は思っています。
しかし、喜んだのも束の間、私には新たな問題がすぐに起こりました。
それは、１０月１０日の２次試験の日まで僅か３週間しかないということでした。
「どうしよう。今さら２次試験の勉強なんか時間がなくて何もできないよ！」
試験に受かったのはよいが、私にはすぐに新たな局面が訪れていました。
私の頭の中には当時、よく聞いていた、
大澤誉志幸の「そして僕は途方に暮れる」のメロディーが流れていました。
本日もご愛読ありがとうございました。
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◇編集後記◇
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バンクーバーの冬はとても熱かったですね。
今年は日本海側では大雪のところが多いそうです。しかし、私の住む三浦半島では
暖冬でここ数年、雪が積もったのを見たことがありません。
先日、久々に雪が降って興奮して眠れませんでした。でもやっぱり、冬は雪がない
と気分が盛り上がりません。雪でかまくらが作れたらいいのですが。
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