━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━vol.00116━2010.12.1━━
■間違いだらけの資格取得術 ~メルマガ編~□
◇第116号「地方公務員試験に挑戦」◇
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■今日から、いよいよ12月に入りました。
今年は猛暑で残暑が厳しかったと思っていたら、あっという間に年末です。
月日が立つのは本当に早いと感じます。(毎年同じことばっかり言っている)
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
資格コンサルタントの末木紳也です。
■司法書士試験、行政書士試験と立て続けて挑戦して、あっさり討ち死にした
私は、たまたま新聞で見た北陸の市役所の職務経験者採用試験を受けてみる
ことにしました。
私がそもそもこの試験を試に受けてみようと思ったのは、司法書士試験や
行政書士試験を別の形で流用、活用できないか考えていたからでした。
市役所の1次試験の科目は一般教養試験、適正試験、論文試験でした。
せっかく一年間真面目に勉強した資格試験の勉強をムダにはしたくない。
公務員試験は一般教養や行政法などこれらの資格試験と被るところが
あります。動機はちょうどいい機会、面白そうだと思ったからです。
■ただ、改めて今さら公務員試験対策などの勉強は一切やりませんでした。
受験票が送られてきてから本試験の日はあっという間に来てしまいました。
地元ではない私は前日、ホテルに入り翌日の試験に備えることにしました。
ただ、運がいいのか悪いのか、ここの市役所はコンサル時代、私が仕事で
もっともよく来ていた場所でした。そのため、土地勘だけは大ありでした。
同県のSC開発プロジェクトでは県庁等にも足繁く通った経験があります。
私にとってはここは親しみある懐かしい市、第二の故郷でもありました。
■ところで、皆さんは地方公務員試験は圧倒的に現地の人間の方が有利な試験
だという話を聞いたことがありませんか。
外部の人間が興味本位で受けても地縁、血縁のある人間が優先でまず、受か
るような試験ではない。私も一般常識としてこれくらいは耳ににして知って
いました。ですから私自身も「合格はないだろう」と思っていました。
だから、試験前日だというのに全然緊張することもなく、リラックスして
いました。(リラックスし過ぎだよという話もあったんだけど)
■それで、私は試験前日にも関わらず、コンサル時代一緒に仕事をしていた
地元の友人の家にホテルの部屋から電話をしてしまったのです。
暫くすると友人から電話があり「たまにこちらに来たのなら飲みに行こう」
というありがたい誘いを受けたのでした。
この友人が、やはり同じ中小企業診断士の資格を持つコンサルタントで、
仕事の関係で昔、よく飲みに行っていたのです。
私は明日の試験のことなどすっかり忘れ、飲みモードになっていました。
■友人行きつけの居酒屋で飲んだ後、ホテルの最上階のバーのラウンジで
グラスを傾けていた頃、既に日付変更線は変わりつつありました。
早起きしたためか、私には強烈な睡魔が襲ってきました。
「そろそろお開きにしましょうか」と私が友人に話したところ、友人は
何を思ったか「近所に旨いラーメン屋ができたんだけどこれからラーメン
を食べに行かない」と勧めるではありませんか。
いくら能天気な私でも「明日は大切な公務員試験なんだよな」と考え直し、
「ラーメンは今度にしましょう」とその誘いは丁重にお断りしました。
■梯子酒をしてホテルの部屋に入った後、すぐに眠ろうかと思ったのですが、
枕が違うせいか、今度は目が覚めてなかなか寝つけませんでした。
明け方、ウトウトしかかったのですが翌朝は思いっきり睡眠不足でした。
前日深酒したせいか、酒が残ってい二日酔いで朝食も喉に通りません。
悪いときには悪いことが重なるもので、コンタクトレンズを部屋で片方
なくしてしまうというアクシデントもありました。
勉強してない、寝てない、二日酔い、片目での受験でした。
自業自得ながら、これから公務員試験を受けるには悪すぎる条件でした。
■試験会場は市内の公共施設で行われました。
ホテルからタクシーに乗って、十分程度で試験会場に到着しました。
会場には既に係りの人がいて、ほとんどの受験生が着席していました。
私はここで初めて、試験会場独特の緊張感を感じました。
注意事項が読み上げられた後、いよいよ試験と答案用紙が配られます。
私は今さらながら「これは結構ヤバイ局面かもしれない」と思いました。
試験開始の合図が鳴ると、会場に一斉に緊張感が走ります。
■一般教養の問題用紙を捲ると、そこは見たことのないような問題が
仰山ありました。例えば高校の頃習ったであろう数学や地理とか、
大学入試以来久々に見たと英語など一斉に目に飛び込んできました。
私がイメージしていた試験とは明らかに違っていましたね。
行政書士試験の一般教養とも少しも被らない感じでした。
私は一瞬で「これはもうお手上げだ。本当にムリだ」と感じました。
その理由は、どう考えても出来そうな問題が一問もないからでした。
でも、無情にも時間だけはどんどん過ぎていきます。
私は自問自答しました。
「それで、オレは一体これからどうすべきなのか」
この続きは次回に。
本日もご愛読いただきありがとうございました。
◇編集後記◇
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この時期、日一日と寒くなります。子供の頃は私も年末になると楽しかった思い
出があります。家はそこそこ貧しかったのですが、人並みにクリスマスプレゼン
トやお年玉をもらったり経験もあります。お年玉は親の言うまま結局、貯金させ
られたのですが、建売住宅を買った時に頭金の一部に組み込まれてしまいました。
それも苦い思い出ですが、大人になればこの時期も浮き浮きしませんね。
誰もプレゼントはくれないし、お年玉もくれない。あーあ。ガキの頃にもう一度
戻って、クリスマスプレゼントやお年玉が欲しい。
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