━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━vol.00136━2012.8.8━
■間違いだらけの資格取得術 ~メルマガ編~□    
◇第136号「結局、何でも早く始める方がよい?」
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■今年もあっという間に8月に突入してしまいました。

 ロンドンでは連日、暑い戦いが繰り広げられています。
 
 資格試験も夏本番が多いので、受験生にはとても暑い夏だと思います。

 皆様、いかがお過ごしででしょうか?

 資格コンサルタントの末木紳也です。


■今日は、「資格試験は何時取り組めばいいのか」ということについて

 私の意見を少し脚色して述べたいと思います。

 私は資格試験はいろいろな意見があっても結局、少しでも早く始めた方が

 絶対に有利だと思います。

 その理由を私の例で説明しましょう。


■私が中小企業診断士の勉強を始めたのは28歳でした。

 受験生は当時から30代~40代の受験生が多く私は結構、早い方でした。

 講座開講の時自己紹介でも「お前のような若造に受かるかよ」みたいな、

 結構冷たい反応がありましたし、周りからはいつも若造扱いされました(笑)

 私の場合、出来が良くなく結局合格まで丸3年の月日が掛かり、合格時

 既に31歳でしたが、それでもまだ当時は若手の部類でした。

 ところがちょうどその頃、税理士を目指し私の友人が会社を辞めました。

 その彼が税理士試験に合格したのはそれから10年後でした。


■税理士と診断士ではそもそも試験のレベルやボリュームが違うという話は

 今置いておきます。

 診断士は合格まで平均1000時間に対して、税理士試験は一般的に

 その5、6倍は掛かります。だから合格まで5~6年なんて当たり前です。

 また、知人で税理士試験に合格するまで最長13年という方がいました。

 私が「それって、ギネス登録もんじゃない?」と真顔で言ったら、

 その人は「税理士試験なんてそんなのフツーにありだよ」と笑われました。 


■でも、私はこう思うのです。

 仮に30歳で受験を始めて10年たったらもう40歳です。

 これは世間的にもけっしてお世辞にも早いとはいえないスタートです。

 しかし、もし20歳で始めていれば仮に合格まで10年掛かっても、

 まだ30歳ですもんね。まだ、十分に若手で通用する年齢です。

 これって皆、意外に気が付いていない盲点なんです。


■前回のメルマガで「人間幾つになっても挑戦できる」と言いました。

 生涯現役の時代、まさにその通りだと思います。

 しかし、人より遅く始めることにはアドバンテージはありません。

 それは何も資格試験だけではありません。

 語学、スポーツ、楽器、すべてのこと何でもそう。

 少しでも早く始めればそれだけ上達の道も早いのです。


■余談ですが、私がゴルフを始めたのはちょうど30歳の時でした。

 でも、これが週一回練習しても月に1回ラウンドしても一向に上手く

 ならないんです。

 ある時大学時代の友人(ハンデ10前後)に「どうしてオレは上手く

 ならないのか」と相談したところ、彼からこう言われました。

「ゴルフは始めた年齢がすなわちハンデなんだ。5歳で始めればハンデ5

 まで行ける。10歳で始めればハンデ10まで上達できる。でも君の場合、

 始めたのが30歳だろ。だから何時までたってもハンデは30のままさ」


■「悔しいけど当たっている」と思いました。

 これには唖然としましたけど、言っていることはあながち外していないと

 思いましたね。

 たしかに私のコースでのスコアはいつも100そこそこで、友人の言う

 通りでした。ハンデ30からは上に行けなかったのですから。

 考えてみれば、ゴルフでもピアノでもクラブやピアノに触れた時期が

 早ければ早いほど上達も早くなります。 

 タイガーウッズが5歳にしてハーフ50を切ったとかいう伝説がある

 くらいです。彼は36歳ですがゴルフ暦は優に30年以上です。


■しかし、もしそうだとすると資格試験もそれが当てはまると思います。

 商業高校出身の女の子が、あれよあれよと言う間に簿記1級に受かり、

 数年後に税理士試験に合格してしまうような合格ストーリーって実際、

 あるんです。だから、きっかけがあれば少しでも早く始めるのが良い。

 思い立ったら吉日です。 

 歳を取ってしまったらその分経験があるというのもよく聞きますが、

 圧倒的に若さの前には、ねじ伏せられる運命にあるかもしれません。


■ただ、人生が面白いのはこのような先行逃げ切り型人生が必ずしも

 成功するとは限らないことです。

 余りにも早い年齢でプロになると今度は潰される可能性もあります。

 後発組でもおそらく10%くらいは勝ち目があると思うのでこれに賭けるも

 面白いです。

 本日もご愛読ありがとうございました。


◇編集後記◇ 
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ロンドン五輪では柔道の勝敗や体操の審査で採点がひっくり返ったりして、たい
へんですね。素人が見ていてもどう考えてもおかしい。一度下した判定をそう簡
単に覆すなと思います。クレーム付ければ採点でソンしまうなら、これから誰で
も言い出すのではないかと心配します。
いずれにせよ、4年に一度の祭典にふさわしくない、公正明大でフェアプレー精
神とはほど遠いイメージです。でも、やっぱり取った方が絶対いい人生送れるん
だったら、どんな手段使ってもメダルは欲しいし。よくないか、こういう発想は。
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