━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━vol.00139━2012.12.18━
■間違いだらけの資格取得術 ~メルマガ編~□
◇第139号「資格の世界は平等はウソかマコトか?」
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■今年も残すところ、あと2週間足らずとなりました。
月日がたつのは本当に早いです。
この時期になると、あっという間に年末モードになりますね。
街はクリスマスツリーが飾られ、まもなくクリスマス商戦が始まり、
やれ年末ジャンボだ、歳末助け合いだ、大売出しだ、さあ正月だ、
節分だ、ゴールデンウイークだ、夏休みだ、お盆だ、秋本番だ、また
年末だ、今年もあっという間に終わりだ..といった展開に(笑)。
■ところで、随分前のことですがノーベル賞の発表がありましたね。
日本人で受賞者方がいるのはとても素晴らしいことだと思いました。
ただ、私はいつも思うのですが、ノーベル賞とかもらう(取る人)って
絶対にフツーの人ではないと思っています。
まあ、フツーでないからノーベル賞をいただける訳ですが。
■要は育ちがいいというか、幼い頃から英才教育を受けられるような環境に
ある特別な人が、こういった賞を受賞できる可能性があるということです。
現実的には凡人の親から生まれ、普通の家庭に育ったような子供には、
ほとんど縁がない世界だと思います。
私は両親とも昭和一桁生まれで、戦争で勉強どころではなく、大学進学
などは夢の夢の時代でした。子供である私も勉強しなければならない
ような環境には育ちませんでした。
有体に言えば、教育にほとんど無関心な家庭に育ったのです。
■ところでノーベル賞だけでなく、芸術やスポーツなどの世界でも育った
環境はとても大切です。
ミュージシャン、アーティスト、スポーツ選手なども元々は親がその道の
プロで、幼い頃から英才教育を受けて育つことが多いようです。
よい環境があれば技術も吸収しやすいし、何より人より早く上達します。
「もし自分も親がプロゴルファーだったら今頃自分もプロになっていたのに」
と羨ましいと感じたこともありました。
■しかし、それはやはりマイノリティの世界で、その他大勢は平凡な親から
生まれた平凡な子供たちばかりなのです。
だから、差別なんかそんなに付かないと思うでしょうか?
でも実際、普通の家庭に育った子弟でも将来の差別化は十分に可能です。
その唯一の手段が資格です。
それがなぜ、資格なのかを説明しましょう。
■一言で言うと、一般的に資格は特別な才能がなくても取得可能だからです。
以前話したように、30歳過ぎてからゴルフを始めてもなかなか上手くなら
ないし、プロなんかになれるもんじゃない。(もちろん個体差はあります)
楽器などもそうで、大人になってか始めてもなかなか上手くなりません。
それは、才能よりもむしろ育った環境が左右してしまうのです。
■しかし、資格には育った環境などはあまり関係ありません。
法科大学院に通って司法試験を目指す、ダブルスクールで公認会計士を目指す
というなら育った環境はかなり大切な要素かもしれません。
親が弁護士や公認会計士の家庭の子供なら、試験も間違いなく有利です。
ただ、普通の資格は自分の努力次第で手が届き、取得が可能です。
難関資格を除けば資格は、学歴、性別、年齢、国籍、障害などにかかわらず、
誰にでも門戸が開かれています。
■これこそ、資格のもつ最大もメリットだと私は常々思っています。
ただ、哀しいかな誰でも取れるような資格では差別化にならないのも事実で、
やはり超難関資格ほど差別化に有利なことは間違いありません。
ここら辺が「資格が平等」という甘い言葉の限界かもしれません。
カネや時間がなければそもそも土俵にすら上げてもらえない、目指すことが
困難な資格など平等でも何でもないですから。
■ただ、資格は取得することは基本ですが、本当の勝負は取ってからです。
資格にいかに付加価値を付けるか考える方が取ることよりよほどたいへんで、
その意味ではやはり、資格とは平等な世界のかもしれませんね。
ただし、どんな資格でも資格がノーベル賞を受賞するよりも遥かに難易度が
低いことは疑いないことだと思います。
そして、今年の結論です。
資格は本人次第で、道は開けるのです。
本年もご愛読ありがとうございました。
◇編集後記◇
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先日、あるプロゴルファーに応援メールを送ったらラッキーなことに返事をもら
い、舞い上がってしまいました。そのプロはレギュラーツアー時代からよく知っ
ていて応援していました。今年の日本シニアオープンでも応援していたのですが、
3日目まで上位に付けていたのですが、最終日に乱れてしまいました。来年こそ
頑張ってビッグタイトルを手にしてもらいたいと思います。
でも、プロゴルファーはシニアになっても稼げる市場があるから魅力ありますね。
「オレも5歳くらいからゴルフをするような環境に育てばプロのなれたかもし
れないって?」「いいじゃないすか、夢を語るのは誰でも自由なんだし(笑)」
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