━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━vol.00151━2013.10.2━
■間違いだらけの資格取得術 ～メルマガ編～□　　　　
◇第１５１号「資格は一人で目指す？、それとも仲間がいた方がよい？」
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■１０月になり、街には秋の気配も漂ってきました。

　私は一年中で、この時期がもっとも好きな季節です。

　山の紅葉を眺めて温泉に浸かるのが何よりも楽しみです。

　今年は信州の山に行こうかと今、思案している最中です。

　皆様、いかがお過ごしでしょうか。


■今日のテーマは「資格は一人で目指す、それとも仲間がいた方がよい？」

　という割とファジーなテーマです。

　資格試験とは言わずと知れた孤独な戦いです。

　数ヶ月ならば大丈夫ですが、資格試験が数年以上も続く長丁場になると

　一人でやっていること自体、とても辛く切なく感じてしまいます。

　単に意志の力だけでは乗り切れない状況は、多分に考えられます。


■ここから話すことはあくまで私の実体験です。

　ですから、参考程度に読んでください（笑）。

　私が診断士の試験を受験していた時期、スクールではグループ学習と

　いう制度がありました。

　当時、私の通う診断士講座は４０名程度の受講生がいました。

　簡単に言うと１０数名がグループを作り、フローチャートを作ったり、

　発表し合ったりして、お互いの勉強に役立てるという趣旨でした。


■私も最初はこれはなかなか、よい制度だと思っていました。

　合格という一つの目標に向かって世代を超えた仲間が出来て、

　とても心強く感じたのは事実でした。

　私の属するグループには金融機関、シンクタンク社員、ゼネコン、

　流通業界、定年退職者、フリーターなど様々な人がいました。

　そう言えば、東大卒の人も何人かいました。

　当時私はまだ２０代の若手で、周りは皆年上の３０代から５０代の

　大先輩たちだったので、一緒に学べる喜びを感じていました。


■受験１年目は何も判らず、講義の後は皆で飲みにいったりして楽しく

　過ごしました。そこで、彼らの話を聞くのはとても面白かったです。

　１年目は全体で私の友人と他のグループの数名だけが合格し、残りは

　全員討ち死にでした。

　ところが、そこら辺からだんだん状況が変わってきたのです。

　受験２年目くらいになってくるとグループ内に何と言えばよいか、

　悲壮感みたいなものが出てきたのです（笑）。


■「こんなに頑張っているのにどうして合格できないのか？」

　「優秀なビジネスマンが合格できないのに、人生経験の少ないお前（私）

　なんか、試験に受かるわけないだろ」とか言い出す人が出てきたのです。

　私はじつは診断士試験を３回も受けています。　

　診断士受験を３回もやっていると、最後の方はそれはもう悲惨ですよ。

　ただ、私は最後は無職でやっていたので模擬試験の結果など概ね、

　一桁代の順位で、合格圏内には十分入っていました。


■ただ、グループ内ではあえて足を引っ張ってくるような人もいました。

　「一抜け二抜けはまあ仕方ないけど三抜けは許さない、一人だけ

　抜け駆けは許さないぞ！」と受験直前になってプレッシャーや妨害を

　仕掛けてくるような人もいました（笑）。（具体的には言わないけど）

　今では笑い話で済みますが、こういう無神経さは当時かなり堪えました。　

　人間、極限に近づくと地が出てきます。時に、形振り構わなくなる

　ような人もいます。

　自分が試験に合格しようという本来の目的より、他人のテンションを

　思いっきり下げることを生き甲斐にしているような人もいます。

　私は幸い３回目の試験で受験地獄を抜けることができましたが、私が

　合格した後も、グループ内では泥沼の戦いを続けていたと聞きます。


■受験勉強は常に孤独との戦いです。

　一方、グループ学習にはいいこともたくさんあります。

　仲間がいれば互いに励まし合い、挫けそうになってもモチベーションを

　維持していくこともできます。

　しかし、資格試験は最後の最後は自分との戦いであるということも忘れて

　はなりません。資格試験は最後は自分との戦いなのです。

　他人が試験を受けてくれる訳ではありませんから、やはり最後の最後に

　信じられるのは自分自身だけです。


■当たり前の話ですが、グループ学習していた全員が同時に合格できる

　なんてことある訳ないです。勝者がいれば敗者もいるのがこの世界です。

　もしグループ内であなただけ合格した時、落ちた人の気持ちになって

　一緒に悲しんであげられるでしょうか？

　また、あなたが試験に落ちてグループの誰か人が合格した時、他人の合格を

　素直に喜んであげられるでしょうか？　

　もしこれができるような自信がないなら、合格はあくまで適度なスタンスで

　他の受験生と付き合うことを私はオススメします。　

　本日もご愛読いただきありがとうございました。

◇編集後記◇　
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先日、埼玉県にある両神山という日本百名山の一つに登ってきました。紅葉に
はまだ早かったですが、静かな山歩きは最高でした。その日は温泉宿に一泊し、
疲れを癒すことができました。これから山歩きはベストシーズンを迎えます。
最近は山ガールといって若い女性も頻繁に山に行くらしいですが、山歩きは老
若男女問わず誰でも楽しめるのがいいですね。最高のリフレッシュ兼ストレス
解消でした。
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