━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━vol.0022━2005.08.31━
■間違いだらけの資格取得術 〜メルマガ編〜□
◇第22号 「カリスマホストは成功できない?」 ◇
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■残暑厳しい季節、いかがお過ごしですか?
資格コンサルタントの末木紳也です。
■以前、テレビでカリスマホストの24時間密着取材のような番組を見ました。
あの手の番組は、世の中の裏の世界を一瞬垣間見ることができるようでなか
なか興味深いですね。
新人ホストが成長していき、やがてカリスマホストになるストーリーは下手
なドラマよりよっぽど面白いと感じます。表面は軟弱な世界の代表のように
見えるホストの世界が、実はかなり体育会系な世界だったりするのは、驚き
の連続です。それは、銀座のホステスの世界でも同じようですが。
■彼らの中では月収数百万円を取る者も珍しくありません。指名の数によって
貰う給料には雲泥の差がつくので、皆同伴や客へのプレゼント等趣向を凝ら
します。私もコンサルタントの一人として、結構勉強になります。
カリスマホストのなかには、職場では毎日のように一本100万円以上のド
ンペリを飲みつつ、プライベートでは数1000万円のフェラーリを乗り回
し、賃料数10万円の高給マンションに住んでいるとか、庶民の私にはとて
も理解できない世界です。
■世の中には、このようなカリスマと言われる人が多数います。カリスマホス
ト、カリスマ美容師、カリスマモデル、カリスマハウスマヌカン等々。
そうそう。カリスマ実業家というのも忘れてはいけませんね。
実業家を除き、彼らは何れも指名が入るほどの盛況ぶりですが、その実態は
どうなのでしょうか?
彼らを見て私がふと気がついたことは、こういう人たちはいずれもそんなに
長続きはしないのだろうなということです。
たとえ20代でカリスマになっても、30過ぎてまでカリスマは張ってられ
ないだろうなと思います。カリスマの世界は入れ替わりが激しく、どうも5
年、10年は続かない世界なようなのです。
カリスマは何れも激務です。ホストの世界などは昼と夜の生活が完全に逆転
します。美容師もモデルもハウスマヌカンも、激務ゆえ長く続ければ確実に
体に支障をきたします。
あるNo1ホストは、体に重大な病を抱えながら通院しながら激務をこなし
ていました。そのカリスマホスト、相当辛そうでしたよ。
■カリスマの中には、20代の若いうちにしっかり稼いで将来自分の店を持ち
たいという明確なビジョンを持っている人もいます。
こういう人は、経営の才覚さえあれば若くして一気に事業家の仲間入りをす
ることも珍しくはありません。
もっとも、現場の才能と経営の才能はまた別ですけれど、少なくともいつま
でも現場にしがみつく人よりは、先見の明があります。
でも、少し冷静に考えてみれば、一生現場で頑張り続けることはできないと
早々にカリスマに見切りをつけることはできるのです。
一方で、現場に拘り続ける人もいます。こういう人たちは体を壊したり、序
所に人気が落ちて顧客離れが進み、やがて華やかな舞台を静かに去って行く
運命にあります。
■世の中で成功できる人とできない人の差は結局、最終的に自分のイメージ通
りの仕事ができた人と最後まで他人に使われて一生を終える人の差と言えま
す。
ただし、これと金銭的な満足度は別です。世の中にはいくら本人が不本意な
仕事をしていても高給を取っている人もいますから。
一生、会社からサラリーを貰い続けて最後までしがみついて捨てられるか、
あるいは経営者側に回るかは大違いです。
ですから、カリスマの彼らがビッグな成功を目指すのならば、自分がいつま
でもカリスマでいることを願うよりもカリスマを作り出す側に回ることです。
☆カリスマホスト ⇒ 歌舞伎町で一番人気のホストクラブの経営者
☆カリスマ美容師 ⇒ 週刊誌や雑誌で年中紹介される美容院の経営者
☆カリスマモデル ⇒ 一流モデル多数在籍モデル事務所のオーナー
☆カリスマハウスマヌカン⇒ 青山、麻布、六本木で有名なブテックの経営者
☆全てのカリスマ ⇒ 事業資金を貯めて、全く別の会社の事業家に転身
これこそが、あるべき方向性なのです。
■資格の世界でも現場で活躍できるうちはよいですが、ある時期から経営者に
なって現場は若手に任せるのが目指す方向性として正しいのかもしれません。
もっとも、現場が好きな先生方も多くいらっしゃいますが、私はとくにオス
スメしません。
このようにホンの少しの考え方の差が、カリスマの彼らの将来を左右してし
まうのです。人生の縮図を垣間見るようで面白いですね。
確かに還暦過ぎて、カリスマを張っていられるのは細木先生ぐらいです。
でも、細木先生ってホントにスゴ〜イですね。つくづく尊敬しちゃいます。
今度自分も一回占ってもらおうかな。きっと、相当高いでしょうね。
本日もご購読ありがとうございました。
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☆今日のワンポイントアドバイス☆
■「カリスマの世界は短命で終わる」が常識である。
■カリスマがビッグな成功を勝ち取るにはマネジメント能力を身につけること。
■事業資金と確固たるビジョンがあるのならば、全く異業種の進出してもよい。
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□資格に対する考え方が少しは広がりましたか?
次回は「資格には人生を変えるパワーがあるか」をテーマにお送りいたします。
お楽しみに!
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◇編集後記◇
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