━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━vol.0031━2005.11.02━
■間違いだらけの資格取得術 〜メルマガ編〜□
◇第31号 「マネジメント力の重要性」 ◇
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■こんにちは。資格コンサルタントの末木紳也です。
■多くのプロ野球ファンの皆様、
今年の日本シリーズはあっけなく終わってしまいましたね。
まさか阪神が4連敗するなど、シリーズ前には一体誰が想像したでしょうか?
試合結果 ☆ロッテー阪神★(4勝0敗)
第1戦 ロッテー阪神(10−1)
第2戦 ロッテー阪神(10−0)
第3戦 ロッテー阪神(10−1)
第4戦 ロッテー阪神( 3−2)
阪神は、パリーグのプレーオフを待っている間、ペナントレース後3週間も
経ってしまい実践感覚が鈍り、日本シリーズに望まざるをえなかった阪神に
同情する点もありましたが、それにしても残念な結果でした。
■しかし、シリーズで阪神の得点は僅か4点。こんな大差をつけられて阪神が
敗れたのは、一体何が原因なのでしょうか?
これをマネジメントという点から分析しますと、
攻撃力、投手力(守備力)ともロッテが阪神を凌いでいることがわかります。
しかし、もし阪神のピッチャーがこれほどまでに点を取られなかったら、
結構接戦だったことが予想されます。
3−1、3−0,3−1、3−2なら、たとえ4連敗でもワンサイドゲーム
という印象はありません。
例えば、阪神のピッチャーが1試合3点しか取られなければ、たとえ阪神が
負けたとしても、ロッテの僅差の勝利だったことになります。
■野球というゲームはある意味、ゲームのほとんどを投手に依存しています。
だから、毎年ドラフトでは打者よりも良いピッチャーをいの一番に確保する
ことが急務なのは、どの球団でも同じことなのです。
味方のチームが、たとえ2割そこそこの貧打線で大量得点を上げられなくても、
ピッチャーが相手から点を取られなければ悪くても引き分けには持ち込めます。
今年のロッテの勝利は、ある意味投手力の差だったのです。
■見方を変えれば、ピッチャーが悪い球団はゲームのマネジメントができないのです。
話は変わりますが、横浜ベイスターズがここ3年不振だったのは抑えがいなかっ
たからです。
しかし、今年は日本最速時速160km投手クルーンがいることがファンとしては
何よりも安心してゲームを見られることでした。
僅差でも9回まで繋げば、何とかクルーンが抑えてくれたのですから、ゲームマ
ネジメントができる可能性が俄然高まったのです。
昨年までのベイスターズは取っては取られ、取られては取り返す展開ですが、
最後に頼みの抑えが打ち込まれて、結局負けてしまうパターンが数多くあったの
です。いくらマシンガン打線といえども、出るピッチャー、出るピッチャーが
打たれてしまうとゲームにならないのです。
しかし、今年のベイスターズにはしっかりとした勝ちパターンがありました。
先発ー中継ぎー抑えというパターン。
■皆さんは、「攻撃は最大の防御」という言葉を聴いたことがありませんか?
「攻撃さえ続けていれば、それが守りも兼ねることになる」というような
意味です。
戦国時代、桶狭間の戦いで、織田信長が数千の手勢で今川義元の軍勢に奇襲
攻撃を仕掛けて勝利しました。
でも、こういう考え方ってビジネスにも当てはまるのでしょうか?
攻撃を続けて味方の陣地が無防備だったら、やっぱり敵にやられてしまい
ます。守りの考えは、いつでもどの場合でも重要なのです。
ビジネスや資格士業においても同様です。
守りつつリスクヘッジを図りながら、攻めること。
マネジメントの発想こそ、実は最も大切なことなのです。
■資格士業やビジネスで成功を収めるためには、ある程度時間がかかります。
それは、初期にはリスクを軽減しながら、ビジネスを展開していく必要が
あるからです。
ビジネスに絶対はありません。絶対に成功することなどないから、皆より
慎重になるのです。
もっとも、中には慎重にならない人もいるでしょうが、そのような人は
安易にフランチャイズチェーンなどの加盟店になってしまったり。
■野球をビジネスにたとえてみると、いろいろと面白いことがわかります。
攻撃と守りのバランスがよい会社はやはり業績もよいのです。攻めるところは、
攻め、守るところはしっかり守る。このような当たり前のことが出来る会社が
厳しい時代に生き残るのです。
攻撃ばかり上手でも、肝心の守りが拙いと競合他社に容易に攻め込まれてしま
います。
また、逆に守りだけで、攻撃にパワーがないような会社もダメですね。
このようなことを考えて見ると、野球というゲームは会社の経営そのものなん
ですね。
皆さんも、自分の贔屓のチームを勝たせるべくいろいろと知恵を絞ってみて
ください。思わぬビジネスのヒントが浮かぶかもしれませんよ。
本日もご購読ありがとうございました。
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☆今日のワンポイントアドバイス☆
■ゲームには実際は偶然性は少なく、勝ちには全てパターンがある。
■ビジネスをゲームとして捉えるとマネジメントの重要性がよくわかる。
■自分なりの勝ちパターンを会得できれば、ビジネスの世界でも応用できる。
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□資格に対する考え方が少しは広がりましたか?
次回は「先入観を捨ててみよう!」をテーマにお送りいたします。
お楽しみに!
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◇編集後記◇
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