━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━vol.0045━━ 2006.2.8 ━━
■間違いだらけの資格取得術 〜メルマガ編〜□
◇第45号 「脱資格士業のビジネスモデルその4」 ◇
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■こんにちは。資格コンサルタントの末木紳也です。
先週は、脱資格士業については2種類に分類されるとお話しました。
憶えていますか?
それが、広義の脱資格士業と狭義の脱資格士業でした。
■広義の脱資格士業として、
資格を取得しても、敢えて資格士業で独立しないケースでビッグな成功を収め
ている人たちを紹介しました。
こういう人たちは例を挙げると、
☆公認会計士資格を持つ会社経営者、
弁護士で、代議士、タレント、
医師で作家、評論家、コメンテイター、
弁理士資格を持つ代議士等々がいます。
彼らに共通していることは、資格が才能をさらに後押しして、オーラを発して
くれることです。
何より、彼らの方がフツーの資格士業で独立開業している人たちよりも、ビッ
グな成功を収めていることは明白な事実です。
■しかし、実際こんな人たちって、そもそも世の中にそんなに多くはいません
よね。
新しいビジネスを立ち上げて成功する、本を書いて売れっ子作家になる、
タレントや俳優になる等々は、一般的にはかなり難易度が高いのです。
ある意味、この種の才能を持つのは難関資格を取得する以上に難しいかもしれ
ません。
■ですから、初めは私は自分の考えた脱資格士業のビジネスモデルにはムリがあ
るのかと感じていました。
しかし、脱資格士業の考え方は我々、特別な才能の持たぬ者にも有効だったの
です。
たとえば、コンサルティング業務。
今、全てのフィールドで注目されているコンサルティングなどは、脱資格士業
の典型的な例です。
※コンサルタント業務は、おそらく人類が生存する限りなくなることはないで
しょう。
■そして、狭義の脱資格士業と広義の脱資格士業には根本的な違いがあるのです。
広義の脱資格士業は、所有している資格とかけ離れているケースが多いのです。
全く、関係ないかというとそうでもないのですが、普通はあまり関係ない。
これに対して、狭義の脱資格士業は本業の資格士業の周辺にあるのが特徴です。
だからこそ、我々でも容易に取り組め、伸ばしていくことができるのです。
■次に紹介するのは、
資格士業で独立したのはいいが全くクライアントが付かなかったケース。
コンサルタント業務にシフトした途端、ある時期を経てクライアントが付きだ
した人の例です。
簡単に言うと、
資格+αの考え方を → α+資格 の考え方に転換したのです。
この人の場合、αがコンサルティングだったのです。
「あんまり変わんないじゃない」と思われる人もいると思いますが、入り口での
この考え方は大切です。
余談ですが、今この人のメインの業務はコンサルタント業務で、事務代行業では
ありません。文字通り資格を脱したのです。
■コンサルタントなど元々、資格なんぞいらない代表的な仕事みたいなものですが、
それでも、資格があるのとないのでは信用度が全く違います。
ですから、資格はやはり持っているだけでも十分、意味や価値があるのです。
たとえば、今、あなたは自分の会社の経営分析を依頼したいと考えたとします。
その時あなたは、何を基準にコンサルタントを選びますか?
口八丁手八丁の胡散臭いコンサルタントを選びますか?
それとも、然るべきキャリアを持ち、かつ資格も所有している人を選びますか?
私ならば、まずキャリアを見ますが、資格の有無しはやはり確認します。
資格は、コンサルタントとしての最低限の能力の証明にもなりますからね。
クライアントとして、税理士や中小企業診断士程度は持っていて欲しいです。
■結局、資格士業で差別化を図っていこうと思ったら、行き着く先は資格士業から
脱するしかないのです。
コンサルティングだけでなく、ニッチ市場を見つけるような場合もビジネスチャ
ンスという意味では、やはり脱資格士業的な考え方が求められます。
隙間市場には、スピード感が要求されますし、マニュアル的仕事では対応できま
せん。
私は、脱資格士業のイメージとして
★資格士業 =生業的、事務的、地域的
☆脱資格士業=ビジネスモデル、スピード感、広域的
といったイメージを持っています。
■私は、皆さんが今後資格を取得したとしても、普通の資格士業者として独立開業
して欲しくはないのです。
ビジネスや将来の夢や希望に繋がるようなものを、見つけて実現させてもらいた
いと思います。
本日もご購読ありがとうございました。
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☆今日のワンポイントアドバイス☆
■脱資格士業には、広義の脱資格士業と狭義の資格士業がある。
■広義の脱資格士業は才能によるところ多し。一方、狭義の脱資格士業は普通
の人でも十分可能である。
■資格をビジネスの領域までに高めるのは、脱資格士業の考え方は有効!
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□資格に対する考え方が少しは広がりましたか?
次回は「脱資格士業のビジネスモデルその5」をテーマにお送りいたします。
お楽しみに!
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◇編集後記◇
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